セミリタイア後の日常①〜哲学〜
「時間は有限、そしていつも足りない」
いつかどこかで聞いたような台詞だけれど、思い出せない。
ただずっと心の片隅を占めていたこの考えはセミリタイアした後も変わらずある気がする。
仕事が休みの日が増えたけど、その休日に何かしなくちゃ、無駄にしないようにと、何かに追われてるような気分になるのは老いたせいか、社会人をしていたサガのせいか。
何もしない一日を不安なく過ごすようになれると、理想のセミリタイア生活に一歩近づいたと言えるのかな。
飼っている猫が膝に乗せろとせがむので、かれこれ一時間ソファから動けない中、そんな事を思い巡らしていた寒い午後。
古代ギリシャで哲学が発展したように、人間は暇になると思考に励むものですね。
「多数の友を持つ者は、一人の友も持たない」
SNS全盛の今の時代、「友達」「いいね」「フォロワー」の数を競ってるけれど、其の実それは孤独なのかもしれない。
私の理想の人生は、自分と家族、そして親しい友人が健康で幸福を感じる日常を過ごし、それにほんの僅かでも貢献できている事。
なにか友達が少ない事への免罪符かもしれないけど。
今ある少しの友人家族を大切に。
もう一つ、哲学といえば「アルケー(万物の始源)」の定義、思索が根源だけれども、多くの哲学者のそれぞれのアルケーを知ると、面白い。
少し厨二病風味というか、RPG思考を刺激するのでwikiを読んでると時間が飛ぶので大人も子供も暇つぶしにおすすめです。
全く体系だって哲学を学んだ経験があるわけでは無いけど、そんな私でも過去の偉人達の残した考えがインターネットで気軽に触れらる今の時代は幸運だし、多くの人が少し哲学的な考えに触れると社会が良くなる気がする。
ただ、そんな余暇の学問な哲学に触れるには今の社会は忙しすぎるのもまた事実で、結局社会からドロップアウト、少し距離を置かないと本気で「哲学」に取り組めないのかなと思うと、よくある言い回しの「哲学は食えない」という結論に着着するようで切い。